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ニューヨークのOLの生活あれこれ

ニューヨークでアパート購入(3) 購入までの流れ

購入までにかかる時間は、ローンを組む人でおよそ入札をしてから3ヶ月と言われています。私の場合も3ヶ月かかりました。

 

購入までのステップはこんな感じ

 

1. 不動産、バイヤーズエージェント探し:

バイヤーズエージェントを探すのが先でも、ローンの準備が先でもどちらでもいいと思いますが、良い不動産バイヤーエージェントは、色々な助言を持っているので、個人的にはこちらを先に見つけておくと安心かと思います。

 

バイヤーズエージェントの費用は基本的にセラー(売り手側)が払うので、値段のことを考える必要はありません。腕のいい、経験の豊富なエージェントを探しましょう。

その人物がフルタイムで行なっているのか、副業としてやっているのか、過去にどのぐらいの物件の購入を手伝っているのか(大体一年に12件ぐらいは欲しいです、慣れているかの基準として)。取り扱う物件の種類は自分が購入しようとする物件に似ているか(地域、サイズなど)。などが選ぶ基準です。人柄も重要ですよね、色々質問、お願いしやすいとか。

 

2. 住宅ローンの準備:

ブロカー、もしくは金融機関のレンダーから、pre-approved letter, もしくはpre- qualified letter を入手する。

 

以前述べたように現金購入以外の方の入札の際にはこの手紙が必ず必要になります。

ブローカーは、金融機関には属していませんが、その代わり、彼らが、あなたのケースにふさわしい金融機関を探して手紙を発行し、取引をしてくれます。それに対しての手数料を追加でブローカーに支払うというわけではなくて、ローンの%が変わってくるだけです。

銀行、その他の住宅ローンのレンダーは直接その期間に問い合わせると、そこの金融機関のレートをもらうことになります。

私の場合、購入時はフルタイムでしたが、購入時の1年前はフリーランスだったので、銀行は貸し渋り、色々なトリックを知っているであろうブローカーに頼みました。

不動産エージェントももちろんあなたにあうレンダー、またはブローカーを紹介してくれます。

 

3. 物件探し:

狙い目の金額も、場所も、広さ、間取りも絞れたところで、実際のマイホーム探しスタート! 不動産エージェントからの紹介も、自分で見つけた物件もオープンハウスを行なっている物件も実際にいくつかの候補物件を見て最終的に購入したい物件を決めます。 何十個も見る必要はないです。大体何軒か見ていくと自然ともっと絞れてきて、欲しい物件に出会うとすぐにほしいとわかります!

 

4. オファー(入札)を入れる:

購入したい物件の売主に対して正式に購入意思と希望価格を提示することをオファーを入れるといいます(submit offer).

自分のバイヤーズエージェントに伝えて、ローンを組んで購入の場合は、pre- qualify/ approved letterとともに。現金で購入する場合は金融機関の明細と共にオファーをサブミットしてください。 

 

5. オファーの承諾:

売り手から、買い手の情報が判断され、オファーに対する返答が届きます。

オファーが承諾されると、不動産専門の弁護士を雇って、正式な契約へ。

普通の弁護士ではなくて、その土地の(ニューヨークの)不動産取引専門の弁護士に限ります。不動産エージェントにも紹介してもらえます。

オファーが承諾されなかった場合、もしくは売り手からのカウンターオファーがあった場合、不動産エージェントを通して売り手との交渉を行います。

 

ちなみに私の場合、オファーを入れた人が、私の他に三人いたということがわかっていたので、入札の金額を売り手の提示価格よりも10%増しでオファーを入れました。

が、本当か嘘か確認をする手立てがありませんが、私の入札額は2番目に高いもので、もしあと3000ドル上乗せしてくれれば私からのオファーを承諾する、と言われて結局さらに高い金額で承諾されました。日本人はやはり信用があるのは世界共通なのかなあ、と思う瞬間でもありました。

 

6. 契約:

弁護士に物件のオファーが承諾された旨を伝え、弁護士は契約内容・条件を売り手の弁護士と交渉・確認します。 さらに弁護士は物件のその他の持ち主、これまでの持ち主、抵当権の有無などに関する調査も手配します。

弁護士の費用は私の場合は先払いだったと思います。もしくは50%先払い、50%後払い、、ちょっと記憶に残っていないです。

 

7. クロージング:

売り手と買い手の弁護士、売り手と買い手、売り手と買い手のブローカーが結集して不動産権利譲渡の手続きをします。

日程は売り手と買い手の弁護士によって決められ、モーゲージを利用する場合はそれに合わせてもゲージの支払いが開始されるように手配されます。

 

太い書類をザーッとめくって、色々な箇所にサインを求められ、ひたすらサインをしていきます。

当日は全ての支払いの清算がされるので、チェックブックは忘れずに!

所要時間1時間ぐらいです。

この時点から物件は自分のものとなるので、建物に対しての保険は個人的にこの日から入っておくことをお勧めします。保険の種類も無数にありますが、わたしは最低限のもので年間150ドルぐらいのを加入しています。地震、火災、津波などがあった時にカバーされるので、必ず入りましょう。

 

 

 

このクロージングの瞬間って淡々としていて事務的だけど、感動なんですよねー。自立の瞬間!じわじわ幸せが込み上げてきました。

みなさんもいい物件が見つかりますようにー。

次はクロージングまでいくらかかるかをカバーしたいとおもいます!

 

 

ではでは。